革財布の寿命はいつ?買い替えのタイミングや長持ちさせるコツを解説

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革財布の寿命はいつ?買い替えのタイミングや長持ちさせるコツを解説

毎日のように使い、生活にかかせない財布。

中でも革財布は長く使えると言われていますが、実際のところ、寿命はいつ頃なのでしょうか。

買い替えはどのタイミングで行うのか、どんな風に変化したら買い替えのサインというのでしょうか。

本記事では気になる革財布の寿命や買い替えサイン、長持ちさせるコツをご紹介します。

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革財布の寿命

革財布の寿命は平均で5〜10年、長い人は20年も綺麗に使っている人もいます。

水没させてしまったり、大きな傷をつけてしまったりと大きなトラブルがない限り2〜3年は余裕で使えますよ。

また財布自体の寿命ではありませんが、風水では「3年周期で財布を買い換えることによって金運が保たれる」と言われています。

金運の寿命を維持するのには3年で買い替えがおすすめです。

風水に強くこだわりを持っている人の中には1年で買い替えている人も多くいますよ。

合皮は寿命が短い

本革と合皮では、合皮は寿命が短いです。

1年未満で寿命を迎えてしまう場合もあります。

耐久性があり、長く使いたい方は本革のものを選ぶようにしましょう。

  メリット デメリット
本革 耐久性がある。高級感がある。経年変化が楽しめる。 価格が高い。重い。水に弱い。メンテナンスが必要。
合皮 水に強く汚れにくい。軽い。安価。 耐久性が低い。
物によっては1年しか持たない場合もある。
経変変化が楽しめない。

財布に使用される素材と特徴

革財布に使用される素材には、さまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴を有しています。

革財布で主に使用される以下の5つの素材について、ご紹介いたします。

  • 牛革
  • 牛革
  • 馬革
  • 豚革
  • 山羊革
  • 合皮

牛革

レザーといえば多くの方が牛革のイメージを持つでしょう。革製品を製作するうえで最も一般的に使用されている革です。多くは食肉用の牛から取られ、安定して市場に供給できることで流通量も多いです。そのため、革の質や値段もピンキリとなっています。

牛革は種類も多く、仔牛であればあるほど、希少性の高い高級素材とされています。特にハラコと呼ばれる死産した仔牛から取られる皮は幻ともされており、市場には滅多にでまわりません。あまりに流通量が少ないので、ポニーがハラコとして、出回ることも。

次に希少価値が高いのは「カーフスキン」と呼ばれる生後6ヶ月の仔牛の革です。最高級素材の一つとして、ヌメ革で特に人気のある革です。

ハイブランドの革製品でよく使用される牛革で、一番採用されているのは「キップスキン」と呼ばれる生後6ヶ月から2年の間の仔牛です。革の断面がきめ細かく、なめしやすいため、多くのブランドが採用しています。

牛革の中で一番強度が高いのは、「ブルハイド」です。若い雄牛から取られる革で、革のなかでも最も厚く太く、耐久性が大変高い素材となっています。その素材の特徴から工業のコンベアに使われることも。

牛革の皮膚は繊維がほぼ等間隔で極めて整っています。そのため耐久性があり、丈夫です。なめし方でさまざまなエイジングも楽しめるのも、昔から研究されてきた皮だからこそと言えるでしょう。

本革の共通する弱点として、水に弱いことが挙げられます。牛革は特にシミになりやすいので、製品にもよりますが防水対策をきちんとしておくようにすると良いですよ。

馬革

馬革は牛革よりも薄くて柔らかいにも関わらず、革の中でもトップクラスの強度の高さを誇ります。その特徴を活かし、衣服やインテリアの素材として重宝されてきました。

一番硬いのは馬の尻の皮から取った「コードバン」と呼ばれる革です。硬いですが手触りが大変良く、エイジングも落ち着いた色合いになることが多いので、特に男性からの人気の高い革となっています。

また希少性も高く、コードバンから取れる皮は量がそれほどないため、財布などの小物によく使用されます。ビジネスシーンで活躍することの多い革と言えるでしょう。

子供の乗馬用としても人気のポニーは、手触りの良さが最大の特徴です。柔らかい馬毛を利用するため強いなめしは行わず、自然に任せるように加工された製品が多いですよ。

希少価値の高い幻のハラコに似ているといわれ、よく代替品として使用されることがあります。

豚革

食肉豚から取られる豚革は、大変柔らかくて手触りの良い革です。あまりなめさず、革本来の質感を出すように作られています。

豚革は、吸湿性と通気性、保湿性が特に優れており、主に革靴や財布の内側の素材として利用されることが多いです。豚革は毛穴が大きく、加工した際に小さな穴がいくつか空いているように見えるので、見栄えを気にする方はあまり好まないかもしれません。

ただ経年変化では落ち着いた良い色と艶が出てきますので、牛革や馬革に負けない高級素材として利用されていることも。また軽くて柔らかいのも、豚革の強みです。

山羊革

山羊革は、革の密度が高いことから大変弾力があり、耐久性の高い革です。型崩れがしにくく、保温性に優れてますのでアウトドアのレザージャケットなどによく利用されてきました。

こすり傷などにも強いですが、山羊革は牛革よりも薄く、ゴムのような伸縮性を持っています。そのため、毎日使いの小物などにも最適な素材と言えるでしょう。

山羊革は、シボが大変美しいことで有名です。経年変化によりシボにも独特の艶や生まれ、色味は薄れていきます。固めの素材ですが、使い続けることで形を保ったまま柔らかくなるので、長い間使用することができますよ。

合皮

合皮とは、布に樹脂を塗って見た目を革に寄せた人工の革のことです。昨今では一見すると合皮だとわからない製品も多く、革製品に見劣りしない素材として利用されています。

合皮は安価に作られますので、値段も他の革製品よりお手頃です。また革製品は総じて水に弱い特徴を持ちますが、合皮は樹脂なので水を弾き、汚れにくいのが魅力となっています。

ただし、本革のように経年変化が楽しめるものではなく、樹脂ですので長く使用することで黄ばんで見えたり加水分解で手触りがベトベトしたりすることも。本革よりも使用できる年数が極端に低いのも、大きなデメリットといえるでしょう。

しかし、短い間だけ使用するのなら合皮は本革の製品と遜色なく使用することができますよ。

合皮と本革の見分け方

合皮と本革の見分け方は、主に手触りとシワによって判断することが可能です。合皮は樹脂のためつるりとした滑らかさがあり、本革は革が吸い付いてくるようなしっとりとした手触りがあります。

次に、革をほんの少し折り曲げてみることで合皮と本革を見分けることができますよ。本革は少し折り曲げると細かいシワができますが、合皮は伸びるだけです。

ブランド財布の寿命

ブランドの財布は、なかなか買い替え時がわからないものです。一般的に財布の寿命は3年ほどと言われています。

しかしブランドの財布は高級感を出すだけでなく、丈夫で長く愛用できる価値があるという意味でも値段に反映されているはず。それでは、ブランド財布はどれくらいの寿命なのか、それぞれのブランドを調査してきました。

ヴィトンの財布の寿命

象徴的なモノグラムで有名なルイ・ヴィトンはとにかく寿命が長いことで有名で、メンテナンスなどをすれば10年以上使用することができるようです。

その分、高価であるため最初は躊躇してしまうかもしれませんが、長い目で見ればこれほどコストパフォーマンスが高い商品もそうそうないと言えるでしょう。

ヴィトンは牛革の中でも特に丈夫な「カーフスキン」に、エナメルを施したものを使用しています。大変耐久性が高く、エナメル素材で高級感のある財布を製作しています。

プラダの財布の寿命

映画でもよく使用され、海外セレブたちからの人気も高いプラダ。このプラダの財布の寿命も長く、5~7年は持つと言われています。

特に人気のサフィアーノレザーは、牛革を独自の方法でなめし作られています。汚れや傷に強く、使い続けるほどに味が出てきますよ。

コーチの財布の寿命

コーチもおおよそ10年は使用できるようです。コーチはグローブレザーと呼ばれる、野球のグローブに使用される革を使用して作られている製品が多く、傷や汚れに大変強いです。

耐久性と丈夫さは、他ブランドよりも良いことで評価も高いです。使い込むことで柔らかく、手に馴染むようになっていくのが魅力的ですよ。

また撥水性も高いので、長く使用するのにうってつけの財布と言えるでしょう。

ダコタの財布の寿命

ダコタの財布の寿命も長く、メンテナンスをせずに10年以上使い続ける方も。長期間使い続けていても型崩れをおこさず、深い色味や艶が美しく引き立っています。

ダコタの革は使い続けるうちに革が柔らかくなり、さらに使いやすくなります。そのため買い替え時を見失う方も多いです。そういう方々がいるほど、ダコタの財布は丈夫で大変長持ちであると言えるでしょう。

革財布の買い換えのタイミング

革財布を使っていると深みが出て艶が増していきます。

その艶がなくなってきたり、色褪せたり、革の表情が本来のものと違ってきたら買い替えのタイミングと言えるでしょう。

また「春財布」と言って春に買い替えをすると運気がUPするとも言われています。

これは「春=張る」になり、お財布がパンパンになるほどお金が入ってくるという意味を持っているそうです。

この春というのは暦の上での春を表しているので、2月4日頃(立春)~5月5日頃(立夏の前日)までが適しています。

ちょうど入学卒業、新社会人などのお祝いや、自分へのご褒美に革財布をプレゼントする最適な時期ですね。

風水が気になる人や金運アップを狙っている人は春に革財布を買い替えるのもおすすめです。

革財布の買い換えのサイン

革財布がどのような状態になったら、買い換え時期なのでしょうか。

人によって使い方が違うので、買い換えのサインも人それぞれ。1つずつ見ていきましょう。

ファスナーなどの金具の破損

小銭入れやラウンドファスナー財布、L字ファスナー財布に使われているファスナー、二つ折り財布やフラップタイプの長財布に使われているスナップボタンが破損してしまったら買い換えのサインです。

ファスナーは小銭入れやファスナー財布の要でもあるので壊れてしまったら一大事。

少しの不具合であれば修理で賄えますが、それ以上に破損してしまったら買い換えをおすすめします。

傷や糸のほつれ

革財布を使っていると爪で引っ掻いてしまったり地面に落としてしまったりと、小さな傷がついてしまうのは仕方がないことです。

傷が気になったらレザークリームなどでお手入れをすると、大抵の傷は目立たなくなります。

ですが、傷が増え、お手入れだけでは済まなくなった場合には買い替えを検討しましょう。

また糸が複数箇所ほつれている場合そのまま放置したままでいるとそこから劣化が進み、合わさっていたパーツが剥がれてしまう事があります。

剥がれたままの革財布は見た目も悪くなってしまいますし、金運も下がってしまうので買い替えをおすすめします。

色落ちや変色・色褪せ

突然の雨やズボンの後ろポケットに入れておいた事などによる摩擦が原因で起きる色落ちや変色。

長く使っていると艶がなくなり、リペア業者に補修をお願いしてもカバーしきれないほど色褪せも酷くなってしまいます。

そんな時は思い切って寿命を受け入れ新しい革財布を探しましょう。

ひび割れ

革は人の肌と同じです。

お手入れをせずに保湿をしてあげない状態が続くと、カサカサしたり酷いとひび割れてしまいます。

カサカサした状態であれば、レザークリームやオイルを使って栄養補給・水分補給することは可能です。

ただし、一度ひび割れてしまうと補修はなかなか難しいようです。

角擦れや折り皺

長く使っているうちにどうしてもできてしまうトラブルの1つが「角擦れ」。

少しの擦れなら自分で補修したり、リペア業者に直してもらえます。

でも擦れが酷く、破れが生じている場合など状態によっては補修不可能になってしまいます。

またバッグの中に入れていたら深く折り皺ができてしまうことも。

少しの折り皺なら使っているうちに皺が伸びる可能性もありますが、深い折り皺はきれいに直すのは難しいと言われています。

変形、型崩れ

たくさん物が入れられたバッグやズボンの後ろポケットにぎゅうぎゅうに入れたりすることで革財布の変形や型崩れが起きます。

とくに二つ折り財布はこのトラブルに見舞われる事が多いようですね。

持っているだけでかっこいい革財布が変形したり型崩れを起こしてしまうと残念な気持ちになりますし、それ以上にカードが破損しやすくなるなど財布としての機能を果たせなくなります。

変形や型崩れしまったら、買い替えを検討しましょう。

革財布を長持ちさせるコツ

1日の終わりに乾拭きを

みなさんは1日の終わりにお風呂に入って体を洗って綺麗になってから就寝の時間になりますよね。

革財布も同じで今日1日使った最後には柔らかい布やクロスで優しく乾拭きして綺麗にしてあげましょう。

それをするだけで手垢やホコリ、目に見えない汚れを取り除いてくれる他、経年変化の度合いも違ってきます。

ほんの少しの手間ですが、乾拭きするとしないとでは大違いですよ。

カードや硬貨を入れすぎない

パンパンにまで入れてしまうと、革財布の生地を傷めてしまいます。

たくさん入れる場合は、セカンド財布に入れるなどして、容量を減らすようにしましょう。

長財布を使う

二つ折り財布や、コンパクトな財布は、形状的に形崩れしやすいです。

鞄の中に入れて持ち運びする、長財布は形状的にも型崩れしにくいのでおすすめです。

また、ポケットに入れて持ち運ばない人が大多数だと思うので、そういった意味でも長財布は摩擦が少なく生地を傷めにくいと言えます。

1ヶ月に1回のお手入れ

革財布を長く使うためにも、革財布の醍醐味でもある「経年変化」を楽しむためにも月に1度のお手入れは必ずして欲しいと思っています。

お手入れって難しそうと避けてしまう人もたくさんいますが、実はお手入れは思ったよりずっと簡単なんですよ。

用意するものは素材によって変わってきますが、クロスやブラシ、レザークリーム、防水スプレーなどが基本の道具。

クロスで汚れを一通り落としたら、レザークリームで栄養補給をします。

薄く伸ばして使うのでコスパも悪くありません。

クリームが乾いたらブラシで仕上げ防水スプレーをかけておしまいです。簡単ですよね。

レザークリームやオイルを塗りすぎるとシミになってしまうので注意してくださいね。

水濡れや汚れなどのトラブルには早急な対応を

急な雨で革財布が濡れてしまった時やコップが倒れてお水が革財布にかかってしまった時、手についた油がついてしまった時、ボールペンのインクが着いてしまった時などのトラブルはなるべく早く対処しましょう。

そのまま放置してしまうとシミや水膨れ、油染みになってしまいます。

酷い時にはカビが生えることもあるのでしっかり対処しましょうね。

水濡れの対処法

Step1.水に濡れてしまった場合、まずはすぐに水気を拭き取ってください。

この時ゴシゴシと擦らずにポンポンと優しく叩くように拭き取りましょう。

強く擦ってしまうと銀面にダメージを与えてしまいます。また放置したままでいるとシミやカビの原因にもなってしまいますよ。

Step2.水分が拭き取れたら風通しの良い場所で陰干しします。

早く乾かすためにドライヤーの温風を当てたり、直射日光をの下で乾かすのは絶対にNGです。

熱によって大事な油分が失われ変形したりひび割れてしまいます。慌てずじっくりと乾かしてくださいね。

Step3.仕上げにレザークリームや保革スプレーで栄養補給や保湿をしておくと安心です。

コロニル 1909シュプリームクリームデラックス

浸透力の高い天然オイルのシダーウッドやラノリンを配合しているので、潤いが皮革の奥まで浸透します。

保革効果や栄養効果、柔軟性に優れ深みのあるしっとりとした艶がでますよ。

また無色はもちろん6種類のカラーバリエーションのクリームもあるので、補色しながらお手入れできます。

M.MOWBRAY デリケートクリーム

クリームと言っても水分の多いジェルタイプなので、簡単に伸び、使いやすいと評判です。

艶が出過ぎないのでマットな質感が好きな人はこちらのレザークリームがおすすめです。

ベタつきが少ないのもうれしいですね。ヌメ革にも使いやすいクリームです。

油汚れの対処法

食べ物やメイクの油汚れは革の中にぐんぐんと入っていってしまうので、時間が経てば経つほど落としづらいシミになってしまいます。

油ジミに気がついたら即刻対処してシミを残さないようにしたいですね。

油ジミは市販の油取りクリーナーを活用するのが一番早く確実です。

コロニル 汚れ落とし ライニガー

油汚れやカビをしっかりと落とします。

容器を良く振って革が湿る程度にスプレーしたら、湿っている間に気になる部分を優しく擦ります。

強く擦ると色落ちや傷になることがあるので注意してください。なかなか落ちない頑固な汚れは同じ工程を繰り返します。

サフィール オムニローション

スウェードやヌバック、テキスタイルの全体的な汚れや油汚れ、シミを落としてくれます。

専用のミニブラシがついているので便利で使い勝手が良いと評判です。

インク汚れの対処法

ボールペンのインクや油性マジック、サインペンのインクなどどれも付いてほしくないものですよね。

付いたインクが油性か水性かによって落ち具合も変わってきます。

水性のインクの場合は「革専用消しゴム」を使ってインクを落としていきます。消しゴムの角を使って優しく擦ります。

強く擦るとダメージを与えたり色落ちするので注意してください。

消しゴムのカスを綺麗に取り除いたらレザークリームで栄養補給と保湿をして完了です。

レザークリームを塗ることによって消しゴムの跡も消えるので安心してください。

油性のインクの場合は、油性インクは革の中に染み込んでしまっている可能性があります。自分で綺麗に落とすのは難しいかもしれません。革専門業者に相談するのがベストです。

サフィール スエード&ヌバック ラバークリーナー

スエードやヌバックなど起毛革用の消しゴムタイプのクリーナーです。

簡単には落ちない頑固な汚れを落とすのに大活躍。スムースザーについたインクを落とすのにも最適です。

コロニル ソフトガミ

ヌメ革や羊革、エナメルの擦れて黒ずんでしまった汚れなどを落とすのに便利なラバー製クリーナーです。

この商品は尖った部分で強く擦ると皮革を傷つける可能性があるので、平らな部分を使って汚れを落としてくださいね。

すり傷・ひっかき傷の対処法

革財布を使っていると間違いなく付くのが傷です。

小さいかすり傷から爪のひっかき傷、大きな傷まで様々。

大きな傷は買い換えを検討するレベルになってしまうので、小さいかすり傷や爪のひっかき傷の対処法をご紹介します。

ヌメ革の場合はブラシで全体の汚れやほこりを取り除きます。

クロスに補修クリームを取り、傷口に馴染ませ薄く伸ばし馴染ませます。傷がごく浅いものなら指にクロスを巻き付け、爪の平らな部分で押しながら、馴染ませるだけで目立たなくなることもあります。

オイルレザーの場合はヌメ革と同じ方法で補修クリームを馴染ませていきます。

もし補修クリームを使っても傷が目立ってしまうようであれば、革財布と同じ色のレザーマニキュアを使って補修しましょう。

レザーマニキュアは自然な仕上がりで剥がれにくく、色移りの心配もありません。また爪に塗るマニキュアと同じでハケがついているので手も汚れずに塗れますよ。

起毛革の場合は起毛革はコシの強い「豚毛」のブラシを使って傷ついた部分と周りの起毛をしっかりと馴染ませます。

起毛革か毛足が長いので補修クリームやレザークリームは基本的に使いません。仕上げに起毛革用の栄養補給スプレーと防水スプレーをかけて完了です。

ズボンの後ろポケットにはなるべく入れない

身軽にお出掛けしたい時やちょっとしたお買い物の時、ついつい入れがちなのがズボンの後ろポケット。

二つ折り財布なんて少しの時間だからとちょっときつくても入れてしまいますよね。

でもそのまま椅子に腰掛けたり車の運転をしてしまうと、大切な財布が圧迫された事による変形や角擦れが起きます。

また意外と盲点なのが汗。夏はお尻もじっとり汗をかくので、革財布が汗(水分)を含んでダメージを負ってしまったと言う人も多いんですよ。

革財布を長く使いたいのであれば、なるべくズボンの後ろポケットは避けたいですね。

長財布については、ポケットに入れると大幅にはみ出してしまうので紛失や盗難の確率が上がる点も注意したいところです。

プロのリペア業者を活用しよう

毎日の簡単なお手入れや月に1回のメンテナンスをはじめ、擦り傷、ちょっとした水濡れなど自分で補修してあげる。手をかけて丁寧に革を育てる。

経年変化を肌で感じ表情が変わっていくのを目で楽しむのは革財布でしか味わえないものです。

上手にお手入れや補修するのももちろん良いのですが、もし自分で手をかけるのは自信がない人は革財布専門店に頼るのもオススメですよ。

専門店では銀面のクリーニングからシミ抜き、染め直し、ファスナーなどのパーツの交換・修理などを行ってくれます。

また店舗によって異なりますが撥水加工や消臭加工など、自分ではなかなか難しい事もしてくれるので一度利用してみる価値ありです。

プロのリペア業者の価格相場

内容 料金
クリーニング 2,000円~5,000円
補色 8,000円~
カラーチェンジ 20,000円~
内装張替え 20,000円~
ファスナー交換 5,000円~
ほつれ修理 3,000円~

※店舗によって価格や出来る事は異なります。

保証期間が長いおすすめブランド

ここでは保証期間が長いブランドを紹介します。

ブランドにもよりますが、永年保証となっており末永く革財布を楽しめます。

LUEGO(ルエゴ)

山形県新庄市を拠点とし、企画デザインから製造、販売、修理までを一貫して行っています。

山形の女性職人が一つ一つ丁寧に作り上げてします。

修理は永年無料で行っております。

https://www.luego.jp/

保証内容
原則永年保証
※キーホルダー、ストラップ、ケア用品は対象外

CRAFSTO(クラフスト)

「Timeless」「 Traditional×Modern」「Gender neutrality」をコンセプトとしています。

トレンドに左右されない普遍的なデザイン、 耐久性に優れた厳選した素材選びを大切にしています

基本的にデザインもシンプルで上質なものが多いので長く使える商品ばかりとなっています。

https://crafsto.jp/

保証内容
原則永年で製品の無料修理
*破損状況により、パーツ交換等が発生する場合などは有料修理になるケースも。

COCOMEISTR(ココマイスター)

COCOMEISTERは革財布や革のバッグ、革小物、ステーショナリー、メンテナンス用品などを取り扱う日本ブランドです。

イギリスやフランスなどの上質な素材を使い、熟練の職人が丁寧に作り上げています。


保証内容
ココマイスターの会員登録を行うと永年修理保証制度が受けられ償もしくは会員価格での修理対応を受けることが出来ます。

保証を受ける際の注意点

永年保証となっていますが、無料で保証を受けられるかはブランドによります。

例えば、水没させてしまった際の水シミや、自分で破損させてしまった場合は保証の対象にはならない場合があります。

あくまで消耗品である、パーツやコバなどの保証と考えてください。

耐久性の高い革

永く使いたい方は、耐久性の高い、本革財布を購入する事もおすすめです。

特にエキゾチックレザーは耐久性が非常に高く商品によっては一生ものと呼ばれる高品質なものもあります。

耐久性の高い革の種類

種類 耐久性 備考
エイ革 ★★★★★ 耐久性・防汚性・耐水性は抜群。経年変化はしにくいがメンテナンスもほぼ不要
ワニ革 ★★★★ 見た目通りの丈夫さ。商品によっては15年以上もち、一生ものにもなる
サメ革 ★★★★ 耐摩耗性・耐水性が非常に高い。経変変化も楽しめる。
ヘビ革 ★★★ 耐久性に優れている。長期間使うと鱗模様の経年変化も楽しめる。
牛革 ★★ 加工しやすい為色々なもので使われている。適度に耐久性もあるがエキゾチックレザーよりは劣る。

★が多いほど耐久性に優れています。

希少なエキゾチックレザーはやはり耐久性に優れていますね。

エイ革のおすすめ革財布

エイというのは、あの海で泳いでいるエイです。

スティングレイやガルーシャとも呼ばれています。

戦の時に使う兜や剣の一部に使用されていた事から、古来よりその耐久性は折り紙付きです。

ワニ革のおすすめ革財布

ワニ革はクロコダイルと呼ばれていて、割と馴染みのある革だと思います。

ワニの種類によってそれぞれクロコダイルやアリゲーター、カイマンなどと呼び方は違いますが、総称がワニ革です。

サメ革のおすすめ革財布

サメ革はシャークレザーと言い、表面の独特のシボ感に高級感があります。

海洋生物の革だけあって、耐水性があり丈夫です。

手入れも簡単なので意外と、はじめて革財布を使用する方にも使いやすいです。

ヘビ革のおすすめ革財布

独特の模様でファンも多く、金運面でもヘビは何かとご利益があると言われています。

耐久性に優れ、経年変化が感じられる為、革を楽しめる点も魅力です。

また、手入れが非常に簡単で乾いた布で乾拭きする程度で問題ないので使いやすい点も嬉しいです。

リサイクルショップやフリマアプリを利用する

ブランドものの場合、買い替えのタイミングでヤフオクやメルカリ、ブランドの買取ショップなどに出すと思わぬ価格で売れる事もあります。

店舗型の買取ショップで、買取を断られた場合でも、売れる場合がありますので、処分する前に出品してみましょう。

代表的なネット売買サイト

メルカリ
https://jp.mercari.com/

ラクマ
https://fril.jp/

ヤフオク
https://auctions.yahoo.co.jp/

どのサービスも、出品時には費用は発生しませんので気軽に利用できるところも魅力です。

代表的な宅配可能なリサイクルショップ

宅配可能なリサイクルショップは、業者が査定をして価格に問題なければ
買い取ってくれます。

状態やブランドによっては、安く査定される場合もありますが、ネット売買と違って即現金化できる可能性があります。

代表的なショップをいくつか紹介します。

トレジャーファクトリー

https://www.tf-style.com/howto/post/

売って、買って、楽しい、トレジャーファクトリーは全国100店舗以上展開しています。

店舗での買取も行っておりますが、宅配買取だと、全て自宅で完結するので非常に簡単です。

革財布だけではなく、洋服などのアパレル全般の買取を行っているのでシーズンオフのものもまとめて買取に出してみてはどうでしょうか。

セカンドストリート

https://www.2ndstreet.jp/

セカンドストリートは全国700店舗以上の実店舗と、オンラインストアにおいて中古品買取と販売を行う総合リユースショップです。

キャンペーンで時だと、買取価格が20%アップするなどお得なキャンペーンも行っております。

送料・手数料無料、1点から見積り可能なので、気軽に利用できます。

革財布の処分方法

革財布の寿命をむかえ、今お使いのものを処分する場合自宅でも出来る簡単な方法をお知らせします。

白い紙や布で包んで処分する

そのまま処分する場合は、白い紙(和紙がベストです。なければコピー用紙でもOK)か白い布で包んであげましょう。

何にも包まない状態だと運気が下がる原因になってしまいます。

また感謝の気持ちを忘れずに包んであげてくださいね。

革財布の寿命、買い替えのタイミングまとめ

お財布はお金の家とも言われ、財布の中でお金がゆったり過ごせる環境を作ってあげると良いとされています。

大切に使っていても毎日使うものですから劣化するのは仕方のないこと。

大きな傷や酷い色褪せ、変形などトラブルが起きてしまったら買い換えを検討すると良いでしょう。

本記事が買い換え時のお悩みに役立ちますように。

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