自分で出来る革財布の傷の消し方、補修時の注意点とオイルレザー、ヌメ革、起毛革ごとの手入れ方法

革財布を使っていると、どうしても付いてしまうのが擦れた傷やひっかき傷。

たくさん使っている証拠ですし、その傷を「味」と考えて気にしない人もいますが、なるべくならきれいな状態を維持したいですよね。

ここでは革財布に爪痕や擦れた傷がついてしまった時の対処法を「オイルレザー」「ヌメ革」「起毛革(スエード、ヌバック、ベロアなど)」の3つ素材ごとに紹介します。

間違ったお手入れ方法と補修する際の注意点

まず始めにお手入れする際の注意点をお伝えします。傷を直そうとしたのに失敗して悪化させてしまったということのないよう、しっかり確認しておきましょう。

傷口を水で濡らす

濡れた手や直接水をかけて補修しようとするとシミやカビの原因になります。水を使う場合は「硬く絞った」クロスで傷を馴染ませましょう。

革靴専用クリームを使う

同じ革だから大丈夫だろうと革靴専用のクリームを使うのはやめましょう。革靴専用クリームには光沢を出す成分がたくさん入っているので、傷を直すはずがツヤツヤのシミができてしまう可能性があります。

補修クリームを塗りすぎる

傷が早くしっかり直るようにと補修クリームをたっぷり塗るのは間違いです。クリームを塗りすぎるとオイル過多になりシミや変色、変質の原因になります。「ごく少量を薄く伸ばす」が鉄則です。

ハンドクリームを使う

人肌につけられるハンドクリームなら心配ないでしょと気軽に使っている人もいるようですが、自分の革財布が大切ならやらないのが正解です。

人肌には良い成分も皮革には余分な成分です。結果、油シミの原因や後々ベタつきが表面化してきて汚れやすくなります。

このように傷を直すのにも気を付けることがたくさんあるので注意が必要です。

また、定期的なお手入れやジーンズのポケットなど傷がつきやすい場所に革財布を入れないなどの予防を心がけることも大切です。

それではお手入れの手順を見ていきましょう。

オイルレザーのお手入れ方法

オイルレザーは少し傷がついたくらいでしたら使っているうちに染み込ませているオイル馴染んで、いつの間にか気にならなくなっていることが大半です。

それでも傷が気になる場合や今すぐに直したいときは次の3つのステップで補修していきましょう。

用意するもの

  • 馬毛ブラシ
  • クロス
  • 補修クリーム
  • レザーマニキュア

Step1. ブラシで革財布についた汚れやほこりを落とす

まずはお手入れの基本のブラッシングでほこりや汚れを取り除きます。

Step2. 補修クリームをクロスにとり傷口に馴染ませる

乾いたクロスに少量の補修クリームをとり、傷口に馴染ませたら、薄く伸ばします。クリームを多くとってしまうとシミの原因になるので気を付けてくださいね。

Step3. レザーマニキュアを塗る

補修クリームでも傷が直らなければレザーマニキュアを使いましょう。レザーマニキュアは自然な仕上がりで剥がれにくく、色移りの心配もありません。

また、爪に塗るマニキュアと同じでハケがついているので手も汚れずに塗ることができます。

ヌメ革のお手入れ方法

ヌメ革は表面が傷つきやすいのですが、とっても丈夫でちょっとやそっとじゃ裂けたり切れたりしない、経年変化を一番楽しめる革タイプです。

用意するもの

  • 馬毛ブラシ
  • クロス
  • 補修クリーム

Step1. ブラシで革財布についた汚れやほこりを落とす

まずはお手入れの基本のブラッシングでほこりや汚れを取り除きます。

Step2. クロスで馴染ませる

爪のひっかき傷や擦り傷などごく浅いものでしたら、指にクロスを巻き付け爪の平らな部分で押しながら優しく馴染ませるだけで傷は目立たなくなります。

Step3. 補修クリームを使って直す

クロスで馴染ませても傷が気になる場合は補修クリームの出番です。乾いたクロスに少量の補修クリームをとり、傷口に馴染ませ薄く伸ばします。

オイルレザーの時と同様、補修クリームの付け過ぎは厳禁です。

また、ヌメ革は使う前に日光浴をさせると、陽の光によって革色が濃くなり革が本来持っているオイルが表面に出てきてオイルコーティングされます。

その結果、汚れや傷がつきにくく、ヌメ革が長持ちするメリットがあります。使う前に日光浴をさせて傷を防ぐのも大切ですね。

起毛革(スエード、ヌバック、ベロアなど)のお手入れ方法

起毛革の傷やテカリの原因は、スエードの毛並みが荒れていたり、寝ていたりしていることです。優しくブラッシングすることで、良いコンディションを保つことができます。

用意するもの

  • 豚毛ブラシ
  • 起毛革用栄養スプレー
  • 起毛革用防水スプレー

Step1. 優しくブラッシングして周りの起毛としっかりとなじませる

起毛革は起毛がべたつく恐れがあるのでレザークリームを使うことはおすすめしていません。その代わりブラシは硬くてコシのある「豚毛」を使いましょう。

Step2. 起毛革用のスプレーで栄養補給

起毛革用のスプレーで栄養補給や起毛革用の防水スプレーをかけてお手入れ完了です。

起毛革は、構造的に水が染み込みやすく、シミになりやすい素材です。防水スプレーをしておくことで、効果的にシミや汚れを防ぐことができます。

今回紹介した革を含め、革の鞣し方や、種類、特徴についてはこちらの記事にまとめてあるので参考にしてください。
<参考>革の加工方法と特徴

おすすめの補修クリームとレザーマニキュア

最後に素材別におすすめの補修クリームやレザーマニキュアを紹介します。

サフィール レノベイティングカラー補修チューブ(補修クリーム)

なんと47色ものカラーバリエーションがあり、色を混ぜ合わせて自分の持っている革財布と同じ色を作ることができるので補修できない色はないかもしれません。

塗った後完全に乾いてしまえば色移りすることもベタベタすることもないですよ。また、手についても簡単に水でするりと落ちるのも手軽でうれしいですね。

詳細はこちら

補修チューブの色味はそのままで濃度だけ薄くしたい場合は「レノベイティングカラー補修チューブ うすめ用クリーム」や「ユニバーサルレザーローション」を使うとより色を近づけることができます。

レノベイティングカラー補修チューブ うすめ用クリームは、補修範囲が狭く、しっかりと補修したい場合におすすめです。

補修範囲が広い場合には、ユニバーサルレザーローションで薄めると水っぽくサラサラした状態になるので、広範囲の補修がスムーズになります。

コロンブス アドカラー(補修クリーム)

見た目がまるで絵の具のような補修クリームです。お値段も1つ20g 300円+税(ホワイトのみ40g 500円+税)と、とてもお手頃です。

色の展開は14色でパレットの上で色を混ぜて作っていきます。そのままでも補修できますが、少し水を混ぜるととても塗りやすくなりますよ。

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Mモゥブレィ レザーマニキュア(レザーマニキュア)

きれいな艶が特徴なレザーマニキュアです。

キャップ部分に細いハケが付いているので小さな傷や塗りづらい場所も簡単に補修することができます。

使う前にキャップをしたまま良く振り、薄く塗って乾燥させたら2~3度重ね塗りするととてもきれいに仕上がります。

色は全部で12種類あるのでお持ちの革財布との色が合えば、使い勝手が良くとても便利です。

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Mモゥブレィ スウェードカラーフレッシュ(起毛革用スプレー)

スウェードのお手入れはこのスプレー1本あれば簡単に栄養と柔軟性、防水ができます。

定期的にお手入れしていれば色あせや汚れも防いでくれます。完全に乾いたらブラシでブラッシングしてくださいね。

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コロニル シュプリームプロテクトスプレー(起毛革用スプレー)

起毛革やスムースレザー、メタリック仕上げ、プリントレザーなど様々な皮革に使える防水スプレーです。

フッ素化炭素樹脂とシダーウッドオイルが皮革繊維深くに浸透するので、抜群の防水効果と保革・栄養効果を与えてくれます。

新品の革財布に使うときは3回スプレーすると防水性が保たれますよ。

詳細はこちら

サフィール スエード&ヌバックスプレー(起毛革用スプレー)

18色の豊富なカラーが揃っているサフィールの起毛革用の栄養・防水スプレー。

最近ではスキンケアでも話題になっているアーモンドオイルを配合していて、栄養と柔軟性を与えてくれます。とてもきれいな仕上がりになると高評価を得ています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

以上が「オイルレザー」「ヌメ革」「起毛革」の傷の補修方法でした。

間違った方法で対処してしまうと状態が悪化してしまうので注意してくださいね。また、深い傷や革がめくれてしまった場合は、無理に自分で修復せず販売店や専門店に相談しましょう。

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